闇の吐き出し口。

タイトルどおりの厳しい人生を綴る日記。

6/26 5年の月日、子供たちの引退がこんな寂しいものとは。

自分が中学高校時代にバスケしていた場所は主に3つ。

 

1つは部活。1つは公共の体育館。そしてもう1つは、中学校の先輩が運営しているクラブチームだった。

 

中学2年生の時、クラブチームに通い始めた。

 

程なくしてすぐに小学4年生の男の子がやってきた。

 

まだ小学生。さすがに自分が負けることはなかったが、センスを感じられる子だった。

 

やがてその子は中学生になった。

 

だんだんシュート範囲は広がり、ドライブも早くなり、大人との差も縮みつつあった。このとき自分は高校2年生。

 

やがてその子はクラブチームに友達を連れてきた。これが彼ら中学1年生の3月。半年後、彼らは区で1位のチームのスタメンとなる。

 

その2ヶ月後、区に中学2年生が転校してくる。

 

ゲームに参加した彼は、大人に混じっても遜色ないプレーを見せた。彼は一つ上の学年から、転校して2ヶ月でスタメンとしてプレーしていた。

その半年後、上記の中学生たちとは対照的に、彼は区でベスト8の悔しい結末に終わった。

 

そこからさらに半年以上経って、最後の大会が始まり、準々決勝までやってきた。

 

ゲームの内容は非常に拮抗してて、小学生の頃から来ていた子をA、もう片方をBと呼ぶことにすると、4ピリが始まってBのチームが4点リードしていた中で、Aのスティール2つで同点、逆転というすごい展開になった。鳥肌がたった。区の王者としての意地なのか。5年前かわいい小学生だった彼は、立派なバスケプレーヤーになっていた。

 

一方のBは3ピリまで見事に封じられていた。

 

点を取ることができなかった。

 

エースとして、力を発揮できていなかった。

 

だが残り1分を切ってから、彼はエースとして自ら点を取るのみならず、パスをさばいてチームを逆転へと導いた。

 

結果は、Bのチームがワンゴール差で勝利した。

 

中学生の試合で自分が見た中でかつて最高のゲームを見た気がする。

 

そのゲームをやってのけたのが、自分が面倒見続けてきた子たちであるのが誇らしいし嬉しいし、、、

 

知り合って6年も経つ子が引退の時期までやってきたことは時の流れの速さを感じさせるし、正直こんなに寂しくなると思ってなかった。

 

まだ彼らには高校がある。残ったチームには都大会も待っている。

 

まだ彼らには次のステップがある。

 

自分は正直かなり悔いの残る終わり方を続けた。

 

彼らは3年後どんな終わり方をするのだろう。

 

がんばれよ。